数週間ぶりにGNに乗ろうとしたらリヤタイヤがパンクしていた。実は長野ツーリング初日に金属片(波釘?)が刺さっていたのを休憩中に見つけ、抜いてみたところなんとも無く、そのまま家まで帰ってきてしまったが実はスローパンクしていたようだ。(運行前点検の大事さを思い知ったネ。)
でもって、パンク修理はホイルを外すのでついでにリヤブレーキシューの点検もしておこう。
リヤホイールを外す
パンク修理するにはリヤタイヤを外さなければならない。センタースタンドがあるバイクはこういう時ホント便利だ。
チューブを引っ張り出す
まずチューブの空気を抜く。でも軽く膨らんだ状態でやめないとタイヤレバーで穴を開けてしまいやすいので注意。
タイヤの片側全周を足で踏んでタイヤのビードを落とす。
ビードとはタイヤのホイールに接触しているフチのことである。
タイヤレバーを使い、タイヤをホイルから剥がすわけだが、コツがいる。
タイヤレバーを当てる対向側のビードは踏んづけて矢印方向に寄せてやらないとうまくメクレない。ビードにはワイヤーが入っているのでそんなに伸びるわけではないのだ。
タイヤレバーでホイールを傷つけないようにリムプロテクターをセットする。
タイヤレバーを使ってタイヤをめくっていく。タイヤレバーは2本でもなんとか出来るが3本あるとやりやすい。それと、ビードクリームか中性洗剤を塗ると滑りやすくなりめくりやすい。
あとは空気を完全に抜いてチューブを引っ張り出せるはずだ。
チューブの穴を塞ぐ
まず穴を見つける。空気を入れて水に突っ込むのが確実だが。
使用するのは210円のパンク修理キット。100円ショップって便利だね
中性洗剤で穴周辺を脱脂洗浄した後、紙やすり(#60)で表面を荒らす。パッチを接着しやすくするためだ。
チューブにゴム糊をパッチより一回り大きく塗りたくって数分放置。あとパッチの貼付け面にも塗布する。普通のボンドと違い、ゴム糊は両面に塗布するのが基本だ。
パッチを貼り付けてゴムハンマーか木ハンマーで叩いて圧着する。
タイヤをホイールへ組み付け
このあとは逆の要領で組み付けるだけなので省略。ただ、タイヤレバーを使う時、チューブを噛んでまた穴を開けることがあるのでこの時チューブに空気をある程度入れておいたほうが失敗が少ない。
リヤーアクスルナット締付トルク既定値:500?800kg・cm(サービスマニュアル引用)
リヤブレーキシューの点検
点検項目はGN125Eのサービスマニュアルを引用。
- シューのリターンスプリング穴付近やその他に亀裂、損傷、摩耗がないか点検する。
- ブレーキシューをパネルに正しく取り付けブレーキカムが完全にもどった状態でのブレーキシューの直径を測る。
標準:129.3mm、限度:126.0mm以下交換
?ブレーキドラムの点検
ブレーキシューの削れダストが溜まっているので掃除する。
点検項目はGN125Eのサービスマニュアルを引用。
- ブレーキドラム各部に亀裂や損傷がないか点検する。
- ブレーキシューとの褶動部分に溝状の深い傷がないか点検する。
- ブレーキドラムの褶動部の内径を測って摩耗程度を判断する。
標準:130.0mm、限度:130.7mm以上交換
写真を撮りながらって結構大変。3、4時間くらいかかりました(^ω^)
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