小学生の娘がパパのお下がりでも使いこなせないくせに生意気にも自分専用のデジカメを新品で欲しいと言い出した。なんでもテレビのCMでキムタクが宣伝しているNikon 1 J2が欲しいとか・・・・新発売で約8万円。オレだって欲しいわw
型落ちになったJ1なら3万切ってるからこれでもいいな?とか考えたりしたが、子供はぶつけたり落としたりとか当たり前なので安いものを物色。いろいろ好みを聞いてみると結局デザイン重視で性能は二の次のようだ。うまい事に激安のペンタックスのオプティオVS20というモデルのデザインを気に入ってくれて注文することになった。
そして製品が届き、とりあえずパパが弄ってみると、これはツーリングアイテムとしてけっこうイケルんじゃないか?なんて気がしてきたのでここでご紹介してみる。
このVS20を選んだポイントはデザインで娘が気に入ったからもあるが、仕様をチェックしていくとレンズ性能のコストパフォーマンスが非常に優秀であるのに驚く 😯
また、変わっているのは縦用のシャッターボタン・ズームレバーを装備。なんと2つシャッターボタンがある。
何枚か撮って確認すると写りも悪くないし、というかなんかけっこう基本性能しっかりしてて良いんだけど、なんでこんなに安いんだろうか?
光学20倍の超高倍率ズームレンズ
35ミリ判換算で広角28mmから超望遠560mmに相当する光学20倍の超高倍率ズームレンズ。
そんな超望遠はパパにとって未知の世界であり早く空港で飛行機撮りに行きたいところだ 。
レンズ径も大きめでF3.1(W)?F4.8(T)は他の似たような機種と比べて明るい部類に入ると言えるのではないだろうか。また一眼レフと同様のコーティングがされてたりとにかく基本性能がしっかりしている。
この値段でこの写り
下の写真はVS20で撮影したものである。カメラ設定はPモードで画素数は1600万画素は大きすぎるので700万画にしてある。(クリックで原寸)
下の写真は1600万画素で撮影したもので原寸の等倍表示させるとなんともファンタジーなイラストチック。これはこれでなんか絵を鑑賞しているようで見ていて飽きないw
1/2.3型という小さいセンサーのため解像度の低さを塗り絵のように塗りつぶしていくこのテクニックが、縮小させていくとその絵がくっきりはっきりな綺麗な写真に見えてくるから不思議。
まあ、1/2.3型のコンデジで等倍で鑑賞する人なんて普通いない。重要なのは全体像を見たときにきれいかどうかであり、その時は大抵50%以上縮小した画像を見ることになる。
しかしモニターで拡大して見たいとかトリミング好きな人はこのイラストチックな世界に突入してしまうから一眼レフとかの大きいセンサーのカメラが必要になるわけだが、普通に全体像をモニターで見るとかプリントしてもL版とかポストカードがほとんどだったり、ツーリングレポートを普通にブログに載せるレベルなら大した差は無い。
撮像素子は1600万画素、1/2.33型CCD
VS20はCCDを使っている。最近の主流は室内撮影など高感度に強い裏面照射型CMOSなので古いってことかな?
でもCMOSは晴天の屋外の写真はダメダメだったりする。最近のは進歩したろうからどうか分からないけど、2年前に買ったSONY HX5vの晴れの日の写りの悪さにがっかりしたもんだ。
逆にCCDは室内では写りが暗く、感度を上げるとノイズが目立つけど、晴天の屋外写真はすごく綺麗。まさにツーリング向けではないか。
でもけっこうデカイ
ボディーサイズがひと回り大きいw。昔のフィルム式コンパクトカメラのようだ。20倍ズームだからなのかは分からないけど、コンパクト化はコストがかかるから余裕を持たせることでコストダウンしたのかな?
ちょっとポケットに入れて・・・ちょっとキツイ。まあ、バイク乗るときはメディスンバッグ(ヒップバッグ)に入れてるから多少大きくても構わない。
ところで手持ちで560mmの超望遠とかだとかなり手がプルプルしまくる訳なのだが、手ぶれ補正に加えこのデカさも安定化に貢献してそうだ。
あと、三脚がないときはどこかに置いて角度を小石等で調節したりするけど薄型コンパクトは倒れやすいがこれはとても安定してよい・・^^;
リモコンでセルフポートレート
なんとリモコン撮影が出来る。サードパーティー製のリモコンなら激安。コスプレして自分撮りに挑戦したい。
電池の減りがはやい
充電終わって弄りながら何十枚か撮っていたらもう電池マーク1個減った・・・。
なんかシャッター押した時、手ぶれ補正で内部が激しく動き回ってる感じ・・・w
旅行なら予備バッテリーは絶対必要だ。まあ互換バッテリーなら安いから2つくらい持っていればいいだろう。
なんにしても今まで1万円前後のモデルをいくつか買ってみてきたが、写りで満足したのは初めてである。
この値段でこの性能。GNに共通するキーワードですね 😉
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